■ 企業プロフィール サンシャイン水族館(株式会社サンシャインシティ)様 「天空のオアシス」をコンセプトに、東京・池袋のビル屋上に位置する都市型高層水族館。多種多様な生き物の展示だけでなく、環境保全活動にも積極的に取り組まれています。

■ ユニフォーム導入の背景:海の生き物と向き合う水族館としての使命 日々、海の生き物たちと接するサンシャイン水族館様は、海洋プラスチック問題をはじめとする環境課題に対して強い使命感を持たれていました。特に、海岸漂着ごみの中でも大きな割合を占め、海洋生物の命を脅かす可能性もある「使用済み漁網(ゴーストギア)」の問題は深刻です。ユニフォームの刷新を検討する中で、海と関係の深い水族館としてご来館いただく多くのお客様にこの問題と向き合う「きっかけ」を提供したいという想いから、ユニフォームの素材として使用済み漁網を採用することを決定しました。

■ DAIWA UNIFORM採用の決め手:廃棄される「まき網」の再資源化 数ある環境配慮型素材の中で注目いただいたのが、長崎県の漁業関係者と連携し、使用済み漁網をアパレルへ循環させるプロジェクト「Re:ism」から生まれた素材でした。 日本の「まき網漁業」で使用されるポリエステル製漁網は、これまでリサイクル技術の壁やコスト面から廃棄されるのが一般的でした。この廃棄予定だったポリエステル製「まき網」を回収し、再生材として生地に活用(13%配合)できる点が、サンシャイン水族館様の理念と深く合致し、採用に至りました。

■ 導入後の変化と反響:スタッフの誇りと「生きた教材」への昇華 2026年2月より、館内のご案内スタッフの皆様が新ユニフォームを着用されています。使用済み漁網リサイクル生地を全面に使用したオリジナルユニフォームの導入は、日本の水族館で初の試みとなりました。 導入時には、館内で「ユニフォームに使用された漁網がどのようにリサイクルされたのか」を学べるパネル展示も実施。単なるスタッフの衣服にとどまらず、本来捨てられるはずだった漁網が「お客様に海の大切さを伝える生きた教材」へと昇華し、着用するスタッフの皆様の誇りにも繋がっています。

■ 今後の展望:旧ユニフォームも回収し、完全な資源循環型へ 今回の取り組みは、新ユニフォームの導入だけでは終わりません。これまで使用していた旧ユニフォーム(約550枚・約240kg)についても、弊社の衣類リサイクルシステム「MUDA ZERO」を通じて回収・再資源化へと回されました。 サンシャイン水族館様は、今後もユニフォームを通じた衣類廃棄量の大幅な削減と資源循環を推進し、持続可能な社会、そして美しい海を未来へ残すための歩みを進められています。